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老健の食事で事前に確認しておくことは?7つのチェックポイントを教えます
2026/01/05

老健(介護老人保健施設)は、在宅復帰を目指す要介護者がリハビリテーションや日常生活の支援を受ける施設です。「老健ではどんな食事が提供されているんだろう」「家族を入所させても大丈夫かな?」などと悩んでいる方もいるでしょう。
そこで本記事では、老健の食事で入所前に確認しておくことを解説します。家族の老健への入所を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
老健(介護老人保健施設)とは?

老健は、在宅復帰を目指す要介護者を支援するための施設です。入所者一人ひとりに施設サービス計画書を作成し、必要なケアやリハビリテーションを行い、心身機能の維持や回復を図ります。
そして、要介護者の回復状況を確認しながら、退院後の生活準備や在宅復帰への調整を行います。介護老人保健施設は、在宅生活へ戻るための「通過点」として、重要な役割を担う施設といえるでしょう。
老健(介護老人保健施設)の食事のチェックポイント7つ

老健では入所者の状態に合わせ、食事を提供する必要があります。ここでは、老健の食事のチェックポイント7つについて解説します。
1.食事形態の種類
老健では、入所者の噛む力や嚥下機能に合わせた食事を提供しています。食べる機能は人それぞれ異なるため、嚥下状態や噛む力に合わせ、食事形態を考慮しなければなりません。
通常の一般食を基本にしながら、一人ひとりの状態に合わせ
- きざみ食
- ペースト食
- ムース食
- ゼリー食
などを提供します。入所者一人ひとりに合う食事は、高齢者の安全な生活を支える重要なポイントです。
2.実際の食事の様子
老健の食事を確認したいなら、昼食時に施設見学に行きましょう。パンフレットや口頭での説明だけでは、実際の様子が把握しづらいからです。
昼食時に見学すると、
- 食事の香り
- 食事中の入所者の様子
- 職員の介助は適切か
- 準備や後片付けの様子
などが細かくチェックできます。
食事は入所者の満足度や健康状態に直結するため、現場での確認が大切です。昼食時の見学は、食事の状態や職員のケアを実際に見て判断できる、有効な方法といえるでしょう。
3.月間の献立
食事は入所者の楽しみの一つです。入所前に月間の献立表をチェックし、どんなメニューが提供されているか確認してみましょう。
献立表を確認することで、
- 栄養バランスは整っているか
- メニューに偏りはないか
- 季節感はあるか
などが把握できます。日々の食事は生活の質に直結するため、長期的な視点での確認が欠かせません。献立表の確認は、老健の食事方針やケアの姿勢を知るための大切な手がかりになります。
4.朝食のメニューやクオリティ
老健への入所前に、朝食のメニューやクオリティをチェックしてみましょう。朝食は一日の体調や生活リズムに影響を与えやすい要素です。一方で、施設によっては朝食の時間帯にスタッフの確保が難しく、準備に使える時間が限られているという課題を抱えている場合もあります。
そのため、朝食の内容が簡素になったり、毎日同じような献立が続いたりするケースが考えられます。主食・主菜・副菜のバランスや、たんぱく質が十分に確保されているかを確認してみてください。
朝食の内容を確認することは、食事体制や支援の質の判断材料の一つになります。
5.急な体調不良時の食事対応
施設を選ぶ際は、入所者に急な体調不良が起きた場合の食事対応について確認しておくことが重要です。
高齢者は体調の変化が起こりやすく、発熱や食欲低下などにより、通常の食事を摂るのが難しくなる場合があります。その際、柔軟に対応できないと、低栄養や誤嚥などのリスクが高まることが考えられます。
老健では入所者の体調に応じて、食事量を調整したり、刻み食やペースト食へ変更したりする対応が求められるでしょう。急な体調不良に対応できる施設は、入所後に健康的で安全な生活が送りやすくなります。
6.苦手なメニューの代替対応
入所を検討する際は、苦手なメニューに対して代替メニューでの対応が可能かを確認してみてください。高齢者の中には、味付けや調理方法に強い好みや苦手意識を持つ方もいます。苦手な食事が続くと食事量が減り、低栄養につながるおそれがあります。
施設によっては、肉料理が苦手な場合に魚料理へ変更したり、洋食が苦手な場合は和食に変更したりできる場合があります。どこまで個別対応が可能か、事前に確認すると安心です。
苦手メニューの代替対応の可否を知ることで、生活の満足度アップや健康維持につながります。
7.食事を摂る環境
入所前に食事を確認する際は、メニューだけでなく食事を摂る環境にも注目してみましょう。食事環境は、食欲や安全性に大きく影響します。周囲が騒がしい、姿勢が安定しないといった状況では、食事に集中できずに誤嚥や食事量の低下を招く危険性があります。
他にも、食堂の広さや明るさ、テーブルの高さが体に合っているかなどを確認してみてください。環境を確認することで、入所後に安心して食事ができるかを判断しやすくなります。
老健の食費は月額いくらかかるのか

老健の食費は、介護保険の負担限度額認定制度(低所得者向けの負担軽減制度)を利用するか否かで自己負担額が大きく異なります。ここでは、負担限度額認定制度を利用した場合としない場合の食費について解説します。
1.負担限度額認定制度を利用した場合
老健の食費は本人負担が原則ですが、低所得者の方については負担軽減を行っています。以下は負担限度額認定制度を利用した場合の一例です。
<負担限度額認定制度を利用した場合の例>
| 利用者負担段階 | 主な条件 | 預貯金額(夫婦の場合) | 1か月あたりの食費の目安 |
| 第1段階① | 生活保護受給者 | 要件なし | 9,000円 |
| 第1段階② | 老齢福祉年金受給者 | 1,000万円(2,000万円)以下 | 9,000円 |
| 第2段階 | 世帯全員が市町村民税非課税+合計所得金額が80万円以下 | 650万円(1,650万円)以下 | 11,700円 |
| 第3段階① | 世帯全員が市町村民税非課税+合計所得金額が80万円超~120万円以下 | 550万円(1,550万円)以下 | 19,500円 |
| 第3段階② | 世帯全員が市町村民税非課税+合計所得金額が120万円超 | 500万円(1,500万円)以下 | 40,800円 |
出典1:令和6年8月からの特定入所者介護(予防)サービス費の見直しに係る周知への協力依頼について(厚生労働省老健局介護保険計画課、老人保健課)
※地域によって微妙に基準が異なる場合があるため、申請前に自治体の窓口で確認してください。また、1か月あたりの食費は、日額基準を30日で換算した目安です。
このように、各段階によって金額が変わってきます。どの段階に該当するかはケアマネージャーに相談してみてください。
負担限度額認定制度の対象にならない方は、食費は全額自己負担です。食費は介護保険給付の対象外のため施設との契約で定められていますが、多くの施設では月額4万円前後が目安とされていますが、実際の金額は施設ごとに異なります。
詳細は、入所を希望する施設に確認してみましょう。
老健に入所する前に家族ができることとは?食事で確認すべきこと4選

ここでは、老健の食事で家族が確認すべきこと4選について解説します。
1.見学時に試食をして味を確認する
見学をした際に試食を行い、食事の味や食べやすさを確認することをおすすめします。食事が合わない場合、摂取量が減って低栄養に陥るおそれがあるからです。
そのため、事前に試食をして
- 味の濃さ
- 使っている食材
- 使っている食器
などを確認してみてください。試食が可能か施設に問い合わせ、可能であれば試食を行い、サービス内容が適切か確認することが大切です。
2.職員の介助は適切かを確認する
入所を検討する際は、食事中の職員による介助が適切に行われているかを確認することが重要です。高齢者は食事の機能が低下している方も多く、食事介助の質は誤嚥防止につながる場合もあります。
以下は主な確認事項です。
- 入所者のペースに合わせて介助しているか
- 「次は何を食べましょうか?」などと声かけをしているか
- むせたり咳き込んだりしたときに、適切に対応できているか
食事介助の様子を見ることで、ケア体制や安全への配慮が確認できるでしょう。
3.イベント食はあるか確認する
入所を検討する際は、行事や季節に合わせたイベント食が提供されているかも確認したいポイントです。
食事は栄養補給だけでなく、生活のメリハリや楽しみを生みだして食欲アップにつながります。
敬老の日やお正月などに特別メニューがあるか、季節感のある食材を取り入れているかを確認してみてください。
イベント食の確認は、入所者の生活の質を考慮している施設かを判断する材料になり得るでしょう。
4.治療食に対応しているか確認する
持病を持っている場合は、希望の施設が治療食への対応が可能かを確認しておく必要があります。治療食とは、症状を改善するために栄養バランスを考慮した食事のことです。
高齢者は
- 糖尿病
- 高血圧
- 腎臓病
などの病気を抱えていた場合、治療食に対応できないと病状が悪化する可能性があります。
服薬はもちろんですが、食事も治療の一環です。治療食の有無は、安心して生活をするための重要な基準になります。
老健で高齢者が食事を食べないときの対策4選

高齢者はさまざまな理由で食欲が低下する場合があります。ここでは、高齢者が食事を食べないときの対策4選について解説します。
1.食事環境を変える
高齢者が食事を食べないときは、まずは食事環境を見直してみてください。周囲が騒がしかったり、落ち着かなかったりすると、食事に集中できず食欲が低下する場合があります。
対策としては
- 静かな席へ移動する
- テレビや物音を減らす
- 姿勢を安定させる
などで摂取量が改善することがあります。環境を整えることは、食欲が改善する効果的な対策です。
2.手で食べられる食事を提供する
食欲がない高齢者には、手で食べられる食事を取り入れてみましょう。手づかみで食べられる食事は、自立した食事につながります。
おすすめは
- おにぎり
- サンドイッチ
- チーズ
などです。また、嚥下機能に配慮した食材でつくることも大切です。食欲がない場合は、ぜひ試してみてください。
3.少量ずつ小出しにする
高齢者が食欲不振の際は、少量ずつ盛り付けて提供する方法が効果的です。量が少ないと食べきれたという達成感が得られやすくなります。茶碗に少量の食事を入れ、なくなったらまた少量入れるなど、小出しにすると食べやすくなるでしょう。
食事を小出しにするスタイルは、食事への心理的な負荷を減らす工夫といえます。食欲がないときは、このように少量ずつ提供してみてください。
4.食べやすいように調理方法を工夫する
高齢者が食事を食べない場合は、食べやすくなるように調理方法を工夫することが大切です。嚥下機能の低下や唾液の分泌量の減少などで、食欲が低下する場合があります。
おすすめの対策は以下の通りです。
- 煮物やあえ物などは、食材をやわらかく煮込む
- とろみやあんを加える
- 食材に隠し包丁を入れる、繊維を断つように切る
- マヨネーズやヨーグルトで和えて滑らかにする
調理方法の工夫は、高齢者の食事量がアップする大切な対策の一つです。柔らかいもの、のど越しの良いものを提供し、無理のない範囲で摂取してもらいましょう。
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